「夏の朝シャンって、頭皮に悪いんですか?」——美容師が本音で答えます

「夏の朝シャンって、頭皮に悪いんですか?」——毎年6月くらいから増える質問です。先に書いておくと、朝シャンは、悪い習慣じゃありません。ただ、夜のうちに「その日つけたもの」を落としているかどうかで、意味がまるっきり変わります。夏の朝シャンとの付き合い方を、美容師歴20年以上、AGA治療を17年続けている当事者でもある僕が、正直に書きました。
先日、常連のお客さんがカットに来られた時のこと。
イスに座るなり、こう聞かれました。
「先生、これから夏じゃないですか。朝シャンって、した方がいいんですか? しない方がいいんですか?」
いやー、この質問、毎年6月くらいから一気に増えるんですよ。
ネットで調べると「朝シャンは頭皮に悪い」「朝シャンするとハゲる」なんて言葉も出てきて、不安になりますよね。
だから、先に書いておきます。
朝シャンは、悪い習慣じゃありません。
ただ、やり方を間違えると、ちょっともったいないことになる。ここだけは知っておいてほしいんです。
今日は、夏の朝シャンとの付き合い方を、現場の目線で本音で書きます。
— 30秒でわかる4コマ —

朝シャンは「悪」じゃない。問題は“夜の代わり”にすること
朝シャンそのものは、頭皮に悪い習慣ではありません。問題になるのは、夜に何もしないまま、朝シャンだけで一日を回してしまうことです。
僕がいつもお伝えしているのは、これです。
その日つけたものは、夜のうちに落とす。
ワックスやムースをつけた日は、その日のうちにオフする。つけたまま眠るほうが、よっぽど頭皮の負担になります。
逆に、何もつけていない日は、お湯で流すだけでいいんです。お湯だけで、汚れの7〜8割は落ちています。残りのために力を入れる必要はありません。
狙って落としにいくのは、髪についたワックスやオイル。洗うのは頭皮じゃなくて、髪についたもののほうです。頭皮は指の腹でやさしく動かすだけでいい。頭皮には、必要な脂もありますから。
だから「朝シャン派です。夜は洗いません」という方には、僕はいつもこう言います。
「朝シャンはいいんです。でも、つけた日は夜のうちに落としましょう」と。
うちは客層の8割以上が男性のサロンなんですが、頭皮のことで来られる方の話を聞くと、“夜はそのままで、朝だけ”というパターンが本当に多い。まずはここを見直すだけで、夏の頭皮はだいぶ変わりますよ。
夏に朝シャンしたくなるのは当然。汗と皮脂のリアルな話
夏に朝シャンしたくなるのは、ごく自然な感覚です。寝ている間にかいた汗と皮脂で、起きたとき頭皮がベタつく・においが気になるのは、決して気のせいではありません。
夏の夜って、エアコンをつけていても汗をかきますよね。
頭皮は、体の中でも汗腺と皮脂腺が多い場所。だから朝起きたとき「枕、なんかにおうな…」なんて経験、ありませんか?
その状態のまま出社して、人と近い距離で話す。これはたしかに気になります。
だから「夏の朝、さっぱりしたい」という気持ちは、まったく正しいんです。無理に我慢する必要はありません。
うちでヘッドスパとシェービングを担当しているCARE SPECIALIST 千晴(15年以上)も、よく言っています。「夏は頭皮の皮脂量が変わるから、洗い方も衣替えしていいんですよ」と。
ポイントは、“洗うか・洗わないか”じゃなくて、“どう洗うか”。次で書きます。
夏の朝シャンは“お湯中心”が正解。洗いすぎないコツ
夏に朝シャンするなら、シャンプー剤をたっぷり使うより「お湯でやさしく流す」が基本です。朝も夜も洗浄力の強い洗い方を繰り返すと、頭皮に必要なうるおいまで持っていってしまうからです。
ここ、すごく大事なところです。
夜のうちにその日つけたものを落としていれば、朝の髪と頭皮に、こびりついているものはそんなにありません。寝汗くらいなら、お湯で流すだけで大半はさっぱりします。
なので、夏の朝シャンの基本はこれ。
- まずはぬるめのお湯で、指の腹でやさしく流す
- それでもベタつきが気になる日だけ、シャンプー剤を少量
- こすらない。泡で包むように
朝も夜もシャンプー剤を使って…を毎日繰り返すと、今度は頭皮が乾燥しすぎてしまうことがあります。乾燥すると、かえって皮脂が出やすくなって、ベタつきの悪循環に。

「さっぱりしたいのに、洗いすぎて逆効果」。これ、夏に一番もったいないパターンなんです。
朝はお湯中心。落とすのは、つけた日の夜。 このメリハリだけ、覚えておいてください。
💬 自分は朝シャンしてもいい髪質なのか——こればかりは実際に見てみないと何とも言えないところです。気になったら、一度見せてください。FALAP公式LINEから24時間ご予約いただけます(コース価格はLINEからのネット予約限定です)。
朝シャンより怖いのは、“乾かさずに出かける”こと
朝シャンで本当に避けたいのは、洗うこと自体ではなく「濡れたまま乾かさずに出かけること」です。生乾きの頭皮は雑菌が増えやすく、夏は特ににおいの原因になります。
「朝は時間がないから、洗って自然乾燥のまま出社」。
…これ、夏は特にやめてほしいんです。
濡れた頭皮を放置すると、雑菌が増えやすくなります。そこに夏の湿気と気温が加わると、夕方にはむしろにおいが強くなる、なんてことも。
しかも、生乾きのまま帽子をかぶったり、営業で動き回ったりすると、蒸れて頭皮環境が乱れやすい。
だから、僕がいちばん見てほしいのは乾かすタイミングです。洗った直後に、すぐ。あとでやろうと思って置いておく時間が、いちばん負担になります。
朝シャンするなら、短くてもいいのでドライヤーで根元まで。これは夜も朝も同じです。

タオルで水気をよく取ってからドライヤーを当てれば、短髪の方ならそんなに時間はかかりません。時間がない朝こそ、この最後のひと手間が効くんですよ。
ちなみに、頭皮の凝りやベタつきが慢性的に気になる方には、サロンのヘッドスパもひとつの手です。頭のてっぺんや後頭部は、自分では一生ちゃんと見られない場所なので、たまに人に見てもらう、くらいの感覚で。家のケアという土台があってこそ、サロンのケアも活きてきます。順番が逆にならないように、ですね。
「朝シャンすると薄毛になる」は本当か——AGA当事者として
「朝シャンすると薄毛になる」——これ、はっきりした根拠はありません。シャンプーするタイミングそのものが髪を抜けさせるわけではなく、問題になるのは“洗い方の強さ”や“乾かし残し”のほうだからです。
ネットでよく見かける説ですよね。
正直に書きます。僕自身、20代で薄毛に気づいてから、AGA治療を17年続けている当事者です。だからこそ、薄毛の不安につけ込むような話には、乗りたくないんです。
朝シャンという“タイミング”が、直接髪を抜けさせるわけではありません。気をつけるのは、爪を立てて力任せに洗うとか、熱すぎるお湯で流すとか、洗ったあと乾かさないとか——そっちの“洗い方”のほうです。
それから、これも正直にお伝えしておきます。シャンプーを変えても、洗うタイミングを変えても、それで薄毛が止まることはありません。 ここからは僕の意見ですが、髪を守るのは、必要なら薬の役割だと思っています。シャンプーや洗い方は、頭皮をすこやかに保つための土台づくり。役割がそもそも違うんです。
だから「朝シャンしてるから、薄くなったのかも…」と気にしている方。まずは、その思い込みを外してください。大事なのはタイミングより、毎日のていねいさ。ここなんです。
夏の朝シャン、よくある5つの質問
Q夏は、毎朝シャンプーしたほうがいいですか?
A朝はお湯中心で十分です。夜のうちにその日つけたものを落としていれば、朝にこびりついているものはそんなにありません。ベタつきが気になる日だけ、シャンプー剤を少量。それで足ります。
Q朝も夜もシャンプー剤を使うのは、洗いすぎですか?
A毎日それを続けると、頭皮が乾燥しすぎることがあります。乾燥すると、かえって皮脂が出やすくなって、ベタつきの悪循環に入りやすいんです。朝はお湯中心、落とすのはつけた日の夜。このメリハリで考えてください。
Q朝、時間がないときは乾かさなくてもいいですか?
Aそこが、この記事でいちばん避けてほしいところです。生乾きは雑菌が増えやすく、夏は夕方にむしろにおいが出ます。洗った直後にすぐ、短くてもドライヤーで根元まで。あとでやろうと置いておく時間が、いちばん負担になります。
Q何もつけていない日でも、夜は洗ったほうがいいですか?
Aお湯で流すだけで大丈夫です。お湯だけで汚れの7〜8割は落ちていますし、頭皮には必要な脂もあります。判断は「その日、ワックスやムースをつけたかどうか」。つけた日は落とす、つけていない日はお湯だけ。それで十分です。
Q夏だけ、シャンプーを変えたほうがいいですか?
A「夏用に変える」というより、その日つけたかどうかで使い分けるほうが現実的です。うちには油性の汚れを落とす方向のTHE LIFTと、やさしく洗えるTHE LIGHTの2種類があって、男女で分けてはいません。迷ったら、LINEの髪質タイプ診断から選んでみてください。
まとめ:夏の朝シャン、守るのはこの3つだけ
この記事の要点
- 朝シャンは悪い習慣じゃない。問題になるのは、夜の代わりにしてしまうこと
- 土台はその日つけたものを、夜のうちに落とすこと。何もつけていない日は、お湯だけでいい
- 狙って落とすのは髪についたワックスやオイル。お湯だけで7〜8割は落ちています
- 夏の朝はお湯中心。ベタつく日だけシャンプー剤を少量。洗いすぎると乾燥して逆効果
- いちばん避けたいのは乾かさずに出かけること。洗った直後にすぐ、根元まで乾かす
- 「朝シャンで薄毛になる」にはっきりした根拠はない。大事なのはタイミングより、毎日のていねいさ
長くなったので、最後に整理します。夏の朝シャンは、この3つだけ守れば大丈夫です。
- その日つけたものは、夜のうちに落とす
何もつけていない日は、お湯だけでいいです。ここが土台。 - 朝はお湯中心
ベタつく日だけ、シャンプー剤を少量。洗いすぎない。 - 洗ったら、すぐ乾かす
生乾きで出かけない。短くてもドライヤーで根元まで。
そのうえで、もし洗うものを選ぶなら——整髪料をつけた日の夜は、油性の汚れまで落とせるシャンプーを。何もつけていない日や、頭皮がデリケートに感じる日は、やさしく洗えるものを。こんなふうに使い分けると、夏の頭皮はぐっとラクになります。
うちで使っているのも、この使い分けができる2種類のシャンプー(THE LIFT / THE LIGHT)です。男女で分けてはいません。髪と肌と、生活のほうで選んでもらっています。
春日市のFALAP(最寄りはJR大野城駅・西鉄白木原駅)では、切りながら頭皮の状態も見ています。春日市・大野城エリアで夏の頭皮が気になったら、カットのついでに聞いてください。
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朝は、お湯でいい。……乾かしてから、出かけよう。
朝シャンが合うかどうかも、シャンプーが合うかどうかも、入り口は同じです。あなたの髪が、今どんなタイプか。
FALAP公式LINEに髪質タイプ診断(7問・30秒)を置いています。答えると、あなたの髪質タイプと、それに合う一本がわかります。
診断のあと、そのままご予約もできますよ。
洗うタイミングに、正解はひとつじゃありません。あなたの頭皮と、夏の暑さに合わせて、ちょうどいい洗い方を見つけてみてください。
合わなかったらいつでも離れてOK。
判断はあなた次第ですからね〜!!
では!!
Love and Peace!!
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記事で気になったことがあれば、お気軽にご相談ください。ご予約もLINEまたはお電話で承っています。



