「薄毛も白髪も、ズバッと言います」——同じ人の髪を10年切ると見えること|春日市FALAP

「美容室なんて、どこで切っても同じでしょ」——正直に言うと、1回目から違います。残す長さも、すき方も、毛流れの読み方も、切る人によって全部違うので。そのうえ、同じ人に切ってもらう時間が積み重なると、見えるものはもっと変わります。毎月通ってくれている人の髪質が変わったら、僕はすぐ気づきます。そして、気づいたことはズバッと言います。薄毛のことも、白髪のことも。その人自身にとって、それがいいと思っているからです。春日市のメンズサロンFALAPは今年でちょうど10年。美容師歴20年以上の僕が、正直に書きました。
「美容室なんて、どこで切っても同じでしょ」
これ、面と向かって言われたこともあります。
で、僕の答えは「いや、1回目から違いますよ」です。
残す長さも、すき方も、毛流れの読み方も、切る人によって全部違います。だから、同じ形にはならないんですよ。
そのうえで、そこに「時間」が乗ってくると、話がもう一段変わってきます。
春日市でFALAPを始めて、今年でちょうど10年になります。開店のころから通ってくれている方もいます。
その人の髪の前に立つときと、初めての方の髪の前に立つときとでは、僕に見えているものがぜんぜん違う。
今日は、そこの中身を正直に書きます。
— 30秒でわかる4コマ —

「どこで切っても同じ」——正直、1回目から違います
まず、正直なところから書きます。
「腕のある人なら、どこで切っても同じようにきれいになる」——僕は、そうは思っていません。
カットって、どの長さを残して、どんだけ空いて(すいて)、どんな感じでその型がセットされるかが、それぞれ違うんですよ。
同じ「短くしてください」でも、残す長さの決め方が違う。すき方が違う。毛流れの読み方が違う。
だから、前回初めて見た髪であれば、まず同じ髪型にはなりません。
どんなに短い髪でも、同じカットはできない。僕自身がやるなら、当然、同じような形はできます。でも、誰が切っても同じような形になることは、絶対にない——これは20年以上切ってきた僕の実感です。
これは、よそが下手だという話ではまったくないです。カットという仕事が、それくらい個別のものだ、というだけの話で。
初めてのお客さんの髪を切るとき、僕が見ているのは「今日の髪の状態」です。
手で触って、乾かして、生え方を見て、そこから判断する。プロなので、そこはちゃんとやります。
でも、見えているのは「今日」だけなんですよね。
1回のカットは、今日の仕上がりをつくる仕事。長く切らせてもらうカットは、その人の髪の流れを追いかける仕事。
やっていることは同じカットなのに、中身が別物なんです。
1回目から違って、そのうえ回数を重ねるほど差が開いていく。「どこで切っても同じ」の話は、僕から見るとそういう話です。
長さは「次にいつ来るか」から逆算しています
1回目を切ったあと、次に来られるタイミングって、だいたいその方が普段来られるタイミングなんですよね。
そして、それが1ヶ月なのか、2ヶ月なのかで、長さの設計が変わります。
どういう髪型にしてあげたほうが2ヶ月持つのか。1ヶ月ならどうなるのか。そこを、ちゃんと考えてやっています。
同じ「短くしてください」でも、2ヶ月持たせるカットと、1ヶ月のカットは別物なんです。
そして、よく言っていただくのがこれです。
「めっちゃ短い髪でも、伸びてきたときに差を感じる」。
短髪の方ほど、そう言ってくださいます。切った直後の見た目ではなく、そのあとの1ヶ月なり2ヶ月なりの伸び方のところで、差が出るということです。
理由は単純で、持ちがいいように、いらないところをちゃんと削っているからです。それが、うちのカット。
なので、普段どれくらいの間隔で切られているか、よければ最初に教えてください。そこで、残す長さの決め方が変わるので。
毎月来ている人の髪質が変わったら、すぐ気づきます
毎月通ってくれている人の髪質が変化したりとか、そういうのはすぐ気づけます。
月1回のペースで来てくれている方だと、前回から1ヶ月しか経っていません。比べる相手が近いぶん、小さい変化でも輪郭がはっきり出るんです。
ハリ。太さ。うねり方。乾くスピード。根元の立ち上がり方。
ひとつずつは本当に小さいんですけど、前回を知っているから「あ、変わったな」がわかる。
つまり気づける・気づけないの差は、腕の差というより時間の差なんだと思っています。
そもそも、髪質は変わっていきます
人間、歳をとると髪の毛は細くなってきます。ストレスで抜けたりもします。
これは僕のイメージでしかないんですが、コロナが終わったあと、「髪の毛が抜けた」と言われる方が増えた気がしています。数字ではなく、あくまで現場での体感の話です。
結局は、環境だったり、その人の生活なんですよね。女性であれば、妊娠されたときなんかに髪質は変わってしまいます。
そして、そういった変化に気づけるのは、ずっと通ってくれている人だからこそです。僕らは感じ取れるし、提案もできる。
ライフスタイルに合わせたスタイルを、提案しています
で、この「提案もできる」というところが、僕がいちばん伝えたいところです。
さっきの、妊娠されて髪質が変わった女性の話でいうと。お子さんが2人いるのか、3人いるのか、何歳のお子さんがいるのかでも、こちらの提案は変わってきます。
毎朝、短いほうが楽であれば、その人にとっては絶対そっちのほうが朝が楽になるので、そのほうがいい。
そういったライフスタイルに合わせたスタイルを、こっちは提案しています。
流行りの形を当てはめるのではなく、その人の生活に合う形を出す。長く通っていただけるほど、その生活のほうが見えてくるので。
気づいたら、僕はズバッと言います
で、ここからがこの記事で一番書きたかったところです。
変化に気づいたあと、どうするか。
長く来てくれていると、当然、信頼関係も生まれています。僕自身も、その人との距離が近い。
だから、本当に薄毛になってきたり、白髪が増えてきたら、結構ズバッと言っちゃいます、その人に。
理由はひとつです。その人自身にとって、それがいいと思っているので。
でも、それが言えるのは、信頼関係が先にあるからです。順番が逆だと、ただの失礼な人になってしまう。
言わないほうが、実はずっと楽なんです
誤解のないように書いておくと、黙っておく選択肢もあります。
というか、黙っているほうがはるかに楽です。何も言わずにきれいに切って、気持ちよく帰ってもらう。それでその日は成立してしまう。
でもそれ、僕の都合なんですよね。気まずくなりたくない、というだけの。
髪の変化って、毎日鏡を見ている本人がいちばん気づきにくいところなんです。ゆっくり進むので。
そして周りが気づいていても、たぶん誰も言いません。友達も、同僚も、家族も、なかなか言えない話です。
それを言える人が、ひとりくらいいてもいいんじゃないかと、僕は思っています。
深刻ぶって言うわけじゃないですよ。「ここ、去年よりちょっと弱くなってきましたね」くらいの温度で、普通に言います。
「こうしろ」じゃなくて、「今こうなってますよ」
ただし、ズバッと言うことと、押しつけることは別です。
僕が渡すのは、あくまで今の状態までです。「トップの立ち上がりが、去年より弱くなってきてますよ」「白髪、こめかみのあたりから増えてきましたね」。事実を、そのまま。
そのうえで、どうするかを決めるのはご本人です。
気にしないなら、それでいい。何もしないというのも、ちゃんとした選択です。髪をどうするかは、その人の人生の話なので、僕が決めることじゃないんですよ。
ただ、早めに知っておくと、できることの幅は広がります。
分け目の位置を変える。トップの長さの残し方を変える。乾かし方を変える。パーマで根元の立ち上がりをサポートする。白髪はぼかす方向で色を入れる。
どれも、知ってさえいれば普通に選べる手です。知らないままだと、選ぶことすらできない。
だから僕は言います。ちょっと気まずくなるとしても。
そしてこれ、初対面のお客さんには、なかなかできないことでもあります。距離が近いから、言える。長く通ってもらうことの価値は、結局ここに集まってくるんじゃないかと思っています。
💬 自分の髪、正直なところどうなんだろう——こればかりは、実際に見てみないと何とも言えないところです。気になったら、一度見せてください。FALAP公式LINEから24時間ご予約いただけます(コース価格はLINEからのネット予約限定です)。
記憶だけに頼っていません。履歴はちゃんと残っています
「そんなの、いちいち覚えてられないでしょ」と思った方。まったくその通りです。
なので、もちろんカルテもあります。
そして、いつ来られたかという来店履歴が、うちの予約システムの中に入ります。個人ごとの履歴もちゃんと出ます。
だから前回どういうことをしたかは、もちろんわかる。使った薬剤も、切った長さも、来店の間隔も。
手の感覚だけでやっていると、記憶はどうしても上書きされていきます。人間なので。記録が横にあるから、「気のせいかな」を「いや、前回は実際こうだった」と確かめられる。
感覚と記録、この両方があって、はじめて「変わりましたね」と言えるんです。
そして履歴というのは、要するに次に来られたときにどんな状況なのかを考えて、提案をするためのものです。過去を眺めるための記録ではなくて、次のための材料なんですよ。
だから、2ヶ月に1回のペースの方でも大丈夫ですよ。履歴が残っているので、間が空いても追いかけられます。
FALAPの3人が、それぞれの担当を追いかけています
いまFALAPには、3人います。
- MASTER 義晴(経験40年)
- MANAGER 拓朗(経験20年以上)——僕です
- CARE SPECIALIST 千晴(経験15年)
3人とも得意分野が違っていて、それぞれが担当のお客さんの変化を、長いスパンで追いかけています。
この「追いかける」というのが、プロとして一番大事な仕事のひとつだと僕は思っています。切る技術と、同じくらい。
ありがたいことに、FALAPのリピート率は90%です。
これ、技術が上手いからだけではないと思っています。「自分のことをわかってくれている人に任せられる」——たぶん、この安心感のほうが大きい。
髪の話って、けっこうプライベートな話なんですよ。薄毛のことも、白髪のことも、毎回ゼロから説明したい人はあまりいないと思います。
説明しなくても伝わる相手がいる。これ、思っている以上に楽なことだと思うんです。
開店のころから通ってくれている方の髪は、僕にとっては毎回「10年分の続き」です。今日はじめて向き合う頭ではない。
その続きをどう伸ばしていくかを考えるのが、いまの僕の仕事のいちばん面白いところでもあります。
「長く通う」の、よくある5つの質問
Q初めてでも、担当を指名できますか?
Aご希望があれば、ご予約のときやLINEで教えてください。3人それぞれ得意分野が違うので、お悩みに合わせてご相談いただくのがいちばん早いです。「誰がいいかわからない」でも大丈夫なので、気軽に聞いてください。
Q途中で担当を変えることはできますか?
Aそのあたりも、まずはご相談ください。言いにくいところだと思うんですが、遠慮していただく必要はまったくないです。LINEでこっそり、でも大丈夫ですよ。
Qどれくらいの頻度で通うのがいいですか?
A短髪の男性なら月1回が理想です。ただ、2ヶ月に1回でも、担当が同じなら前回からの変化はちゃんと追えます。履歴も残っていますので。無理のないペースで大丈夫です。
Q履歴には、どんなことが残っていますか?
Aうちの予約システムの中に、いつ来られたかという来店履歴と、そのときの施術の履歴が個人ごとに残ります。前回どんなことをしたかは、そこで確認できます。
Q男性ひとりでも入りやすい雰囲気ですか?
AFALAPのお客さんは8割以上が男性です。席は半個室が3席と個室が2席なので、周りの目を気にせず過ごしていただけます。おひとりで来られる方がほとんどなので、そこは気にしなくて大丈夫です。
まとめ:信頼は、1回では積み上がりません
この記事の要点
- 「どこで切っても同じ」は、1回目から違う。残す長さ・すき方・毛流れの読み方が、切る人によって全部違うから
- 長さは「次にいつ来るか」から逆算している。1ヶ月か2ヶ月かで設計が変わり、いらないところを削って持ちを良くするのがうちのカット
- 毎月通ってくれている人の髪質が変わったら、すぐ気づける。それは腕の差ではなく時間の差
- 髪質は環境と生活で変わる(歳・ストレス・妊娠など)。だからライフスタイルに合わせたスタイルを提案している
- 気づいたら、薄毛も白髪もズバッと言う。その人自身にとって、それがいいと思っているから
- ただし押しつけはしない。渡すのは「今の状態」まで。どうするかを決めるのはご本人
- 記憶だけに頼らない。予約システムに来店履歴と施術履歴が個人ごとに残り、次の提案のための材料になる
- リピート率は90%。「わかってくれている人に任せられる」安心のほうが大きいと思っている
「同じ人の髪を、長く切らせてもらう」。
これ、美容師にとってはうれしいことなんですけど、同時にけっこう責任のあることでもあります。
1回のカットは、その日の仕上がりで終わります。
でも10年のカットは、その人の10年に、少しだけ関わるということなので。
だから僕は、気づいたことを言います。言われた側が一瞬「うっ」となるとしても。
それが、長く通ってくれている人に対する、僕なりの誠実さのつもりです。
FALAPは福岡県春日市のメンズ専門ヘアーエステサロンです(最寄りはJR大野城駅・西鉄白木原駅)。春日野郵便局から徒歩1分、駐車場は4台。営業時間は平日10:00〜19:00、土日祝9:00〜18:00。LINEから24時間ご予約いただけます。
「どこで切っても同じ」と思っている方こそ、一度、長く付き合える人を探してみてください。うちじゃなくてもいいです。ただ、いるといないとでは、10年後がけっこう変わると思うので。

変化に気づいてくれる人が、ひとりいればいい。……そのひとりを、見つけてください。
「自分の髪、今どうなってるんだろう」——そう思ったなら、そこが入り口です。あなたの髪が、今どんなタイプか。
FALAP公式LINEに髪質タイプ診断(7問・30秒)を置いています。答えると、あなたの髪質タイプと、それに合う一本がわかります。
診断のあと、そのまま髪のご相談も、ご予約もできますよ。
合わなかったらいつでも離れてOK。
判断はあなた次第ですからね〜!!
では!!
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