縮毛矯正なのにバレない?"自然な仕上がり"を叶える技術と考え方

SNSで見る縮毛矯正の、あのツヤッツヤ。きれいだなと思う一方で、僕は少し違和感があります。あの仕上がり、1週間後も同じツヤが出ているでしょうか。僕が目指しているのは「もともとクセ毛じゃなかったよね?」と言われる、かけたことが分からない仕上がりです。メニューに載せず、紹介の方だけにやってきた女性の縮毛矯正の話です。春日市FALAPの拓朗(美容師歴20年以上)が書きました。
SNSで「縮毛矯正」って検索したこと、ありますか?
ツヤッツヤ。ピッカピカ。まるで鏡みたいな髪の毛。
あれを見て、「わぁ、きれい!」って思う人もいると思います。
でも僕は正直、ちょっと違和感を感じるんです。
あの仕上がり、1週間後も同じツヤが出てると思いますか?
今日はそんな話をしようと思います。
— 30秒でわかる4コマ —

その前に——「メンズサロンなのに、女性の縮毛矯正?」
FALAPはメンズサロンって思ってる方が多いんですが、実はブライダルシェービングやヘッドスパなど、女性のお客様も普通にやってます。
髪の毛も。お客様の8割以上は男性ですが、女性の方もいらっしゃいます。
ただ、女性の縮毛矯正に関しては紹介の方のみでやってきました。
ネットにも載せてないので、知らない人がほとんどだと思います。
当たり前ですよね、探しても出てこないんだから(笑)

もともと僕は美容師なので、女性の縮毛矯正はずっとやってきたし、むしろ好きだし、得意な施術なんです。
じゃあなんで表に出してないの?って話なんですが——
縮毛矯正はずっと付きっきりになるからです。
薬剤を塗ってから仕上げまで、途中で他のお客さんを挟めない。
そうなると、その間に入れるはずだったお客様を何人もお断りしないといけなくなる。
だから身近な人——紹介でつながった方だけ、こっそりやってきたんです。
うちは「何でもやる店」ではなくて、やらないメニューははっきりやりません。ただ、縮毛矯正はそっちじゃないんです。やらないんじゃなくて、表に出していないだけ。
今回は、そんな縮毛矯正の話をちょっとさせてください。
「加工品みたいなツヤ」が、僕は好きじゃない
いきなり業界に喧嘩を売るようなことを言ってすみません(笑)
でもこれ、本音なんです。
SNSに上がってる、あのツヤツヤサラサラの縮毛矯正。
たしかに施術直後はめちゃくちゃきれいです。写真映えもする。いいね、もつく。
一方で、あのツヤが1週間後も出ているかというと……正直、そうじゃないことが多い。
施術当日だけピカピカで、日常に戻ったら「あれ?」ってなる。
僕はそれを「加工品」だと思ってます。
加工品みたいなツヤって、不自然なんですよね。
髪にはもともと自然な質感があって、それを活かすのがプロの仕事だと僕は思ってます。
だから、1ヶ月後も、2ヶ月後も「きれいだね」って言ってもらえる仕上がり。
そっちのほうが、ずっと価値があると思いませんか?
うちが目指すのは"ナチュラルな綺麗さ"です
じゃあ具体的に何が違うの?って話ですよね。
うちが目指してるのは、こういう仕上がりです。
「もともとクセ毛じゃなかったよね?」
「え、実はクセ毛だったの?」
つまり、縮毛矯正をかけたことがわからないレベルの自然さ。
これを実現するには、工程のすべてが関わってきます。
- 薬剤の選定がまず全然違う
- 薬剤をつけた後の中間処理が違う
- 中間処理の後に乾かす温度や風の強さが違う
- どのアイロンを使うか、何度で、プレスは何回、スルーは何回——このリズムが違う
どこか1つだけじゃなくて、全部トータルで違うんです。
アイロンを通すたびに、指先に返ってくる引っかかりが少しずつ減っていく。仕上がりの手ざわりって、その積み重ねなんです。
たとえば料理でも、同じ食材を使っても火加減・塩加減・タイミングで仕上がりが変わりますよね。
縮毛矯正もまったく同じで、ひとつひとつの工程の「さじ加減」が仕上がりを左右します。

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「実はクセ毛だったの?」——これが最高の褒め言葉
さらに、実際のお客さんの話を聞いてください。
うちにはショートヘアの女性のお客さんが多いんですが、よく聞くエピソードがあります。
新しい職場に行ったり、引っ越し先で新しい人間関係ができたりしたとき。
「いつも髪きれいだね」って言われるそうなんです。
で、ご本人が「いやいや、実は根元の方、クセ毛なんですよ」って返すと……
「え、そうなの?全然わからなかった!」
このやりとり、もう3〜4人のお客さんから聞きました。
周りの人がまったく気づかない。
それどころか、ご本人すら自分のクセ毛を忘れてるんです。
3〜4ヶ月に1回メンテナンスに来てくださるので、常にきれいな状態が保たれます。
だから「私、もともとストレートだったかも……」くらいの感覚になる。
これ、僕にとっては最高の褒め言葉なんですよね。
他の美容室に行って気づいた「手触りの違い」
そのうちのお一人が、一度だけ別の美容室で縮毛矯正をかけたことがあったそうです。
そしたら——
「あ、私こういう髪質だったんだ」
手触りが全然違ったそうなんです。
うちでやってた時はナチュラルすぎて、自分の本来のクセを忘れていた。
でも別のサロンでかけたら、「あぁ、やっぱり私クセ毛だったんだ」と実感した。
そしてまた戻ってきてくれました。
こういう話を聞くと、やっぱり自然な仕上がりを追求してきてよかったと思います。
お客さん自身が「勘違い」してくれるくらいの自然さ。
これが僕の理想です。
自然な縮毛矯正を選ぶために、見てほしいところ
「自然な仕上がりの縮毛矯正をやりたい」と思ったとき、サロン選びで見てほしいポイントがあります。
1. ビフォーアフターの「アフター」が不自然じゃないか
SNSのアフター写真がピカピカすぎる場合は要注意。ライティングや仕上げ剤で作った一瞬のツヤかもしれません。
日常でも再現できそうな質感かどうかを見てください。
2. カウンセリングで髪質を細かく聞いてくれるか
薬剤選定がすべての起点です。だから、髪の履歴を丁寧に聞いてくれるサロンは信頼できます。
カラーの頻度、過去の矯正歴、ダメージレベル。このあたりです。
もちろん、ツヤツヤ・サラサラに仕上げる技術も素晴らしいものです。否定する気はまったくありません。
ただ僕個人としては、べったり色々つけてツヤを出すよりも、自然なナチュラルな質感が好き。だからこそ、この方向を追求しているという話です。
縮毛矯正について、よくある5つの質問
Q縮毛矯正をかけると、ペタンコになりませんか?
Aならないように仕上げます。薬剤の強さとアイロンの入れ方で、根元のふんわり感を残しながらクセだけを整えることができます。自然なボリュームは大事にしてます。
Qどのくらいの頻度でかけ直せばいいですか?
A個人差はありますが、3〜4ヶ月に1回がひとつの目安です。うちのお客さんもそのペースの方が多いですね。伸びてきた根元の部分だけかけ直すので、髪全体への負担も少ないです。
Qカラーと同時にできますか?
A基本的にできます。髪質によって全体を染めるか、根元のリタッチにするかを判断します。カウンセリングのときに、カラーの履歴を聞かせてください。
Qショートヘアでも縮毛矯正はできますか?
Aできます。むしろうちはショートヘアの方の縮毛矯正が多いです。短い髪ほど不自然さが目立ちやすいので、技術の差が出る部分でもあります。
Q市販のストレートパーマ剤と何が違いますか?
A市販品は基本的に薬剤が強いです。特にアルカリが強く、薬のパワーで矯正しようとするので髪が傷みやすい。サロンでは髪質に合わせて薬剤の強さを調整し、中間処理やアイロンの工程でカバーします。薬剤の力に頼りすぎないから、自然な仕上がりとダメージの少なさが両立できるんです。
まとめ:かけたことが分からないのが、いちばん自然
この記事の要点
- SNSのツヤツヤは施術直後のもので、1週間後も同じとは限らない。僕はそれを「加工品」だと思っている
- 目指すのは「もともとクセ毛じゃなかったよね?」と言われる、かけたことが分からない自然さ
- 違いは薬剤の選定・中間処理・乾かす温度と風・アイロンの温度とプレス/スルーの回数。全部トータルで違う
- 周りが気づかないどころか、ご本人まで自分のクセ毛を忘れる。これが僕には最高の褒め言葉
- 女性の縮毛矯正を表に出していないのは、ずっと付きっきりになるから。やらないのではなく、紹介の方だけでやってきた
- サロン選びで見てほしいのは、アフター写真が不自然でないかと、髪の履歴を細かく聞いてくれるか
ツヤツヤ・ピカピカの縮毛矯正が悪いわけじゃない。
でも僕は、「あれ、もともとストレートだったんじゃないの?」って言われる仕上がりのほうが好きです。
施術直後だけじゃなくて、1ヶ月後も、2ヶ月後も、自然にきれいでいられること。
それがFALAPの縮毛矯正です。
きれいかどうかって、施術した日じゃなくて、そのあとの1ヶ月で決まると思うんです。
今日からできること:
- SNSのアフター写真は、日常でも再現できそうな質感かどうかで見てみてください
- カウンセリングで、カラーの頻度・過去の矯正歴・ダメージを聞かれるかを見てください
- 自分のクセがどこから出ているのかは、次に切るときに聞いてみてください
春日市のFALAP(最寄りはJR大野城駅・西鉄白木原駅)は、理容と美容が一つの店に入っているサロンです。春日市・大野城エリアで、クセ毛の出方が気になってきたら、切るときに言ってください。
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